家族旅行に出かけたのがいつだったか、思い出せないぐらいです。

そして「るるらら旅行」に旅行らしい旅行日誌を書いたのもいつだったか分からなくなってしまいました。

少し前に、仕事の関係で訪れた札幌の思い出をアップしましたが、韓国内旅行についての記事を書くのは

本当に久しぶりです。

 

この冬、一大決心をしてチェジュ島に行く計画を立てました。

２泊３日、家族と一緒に久しぶりに行く旅行計画です。

私たちは独り身の父親と同居しているので、父を残して旅行に行くことが難しいです。

韓国の昔の男たち、特に私の父の世代の人たちは台所に入ってご飯を作ったり後片付けをしたりするのは

恥ずかしいことと考えており、一人で食事の準備をすることができません。

２泊３日ですが、私たちがいない家で父が独りで食事をするのが心配でたまりませんでした。

 

父のために苦労している妻に、旧正月が終わったら旅行に行こうと提案したのは他ならぬ私自身だったので、

当然私が妻に譲らなくてはならないと考えて、近くに住んでいる姉に父のことを頼んでようやく旅行の準備に

とりかかりました。

 

 

チェジュ島旅行、高校の修学旅行以来です。20数年ぶりの旅行です。

私たちは今回のチェジュ旅行で何をするかそれぞれ計画を立てました。私は漢拏山登山、妻は美味しい店の検索、

娘は乗馬、息子は適当に・・・

 

期待に胸を膨らませていましたが、とんでもない問題が発生しました。

休暇をとって平日に出発するので、航空券のチケットは大丈夫だろうと高をくくっていましたが、

清州→チェジュのチケットがまったくとれないのです。

とりあえずキャンセル待ちをして、チェジュ島のホテルとレンタカーの予約をし、出発予定の2日前まで待ちましたが、

席が取れません。

結局チェジュ島旅行は泡と消えてしまいました。

 

しかしせっかくとった休暇なので急遽行き先を変更して、京尚南道の南海と統営に１泊ずつ、２泊３日の旅行に

出かけることにしました。南海は地図でここになります。

http://map.naver.com/?query=%EB%82%A8%ED%95%B4%EC%A7%80%EB%8F%84

 

実は今から４年前まで6年間、京尚南道の固城（고성）というところで仕事をしていました。

妻は子供たちとテジョンに住んでいたので、週末ごとに固城とテジョンを往復する「週末夫婦」を続けていたのです。

高速道路を時速１５０キロで走って約２時間の距離。事故に遭いそうになったことも１度や２度ではありませんでした。

 

今回も統営―テジョン高速道路（３５番高速道路）を利用して、４年ぶりに行くことになりましたが、ハンドルをにぎりなからも、

よくも6年間週末ごとにこの距離を行ったり来たりしたものだと感慨もひとしおでした。

でも今日の運転は妻と子供たちと一緒の楽しい旅行、制限速度を守って安全運転で行きましょう。

 

途中のサービスエリアで腹ごしらえ。胡桃菓子（호두과자）と丸ごとジャガイモ（통감자）を購入。

旅行の楽しみはなんといっても食べ物です。

胡桃菓子3000ウォン	三千浦大橋

  

テジョンを出発して２時間半後、南海手前の三千浦（삼천포）に到着しました。

ここには有名な魚市場があって、たくさんの人でにぎわっています。

やはり南海に来たからには新鮮な刺身を食べなければならないでしょう。

今日の夕食用に刺身と海産物を買うことにしました。

三千浦水産市場	新鮮なホヤ
美味しそうな貝	平日にもかかわらず人で一杯でした

 

私たちは　蛸一匹（18,000ウォン＋調理5000ウォン）

　　　　　　　ナマコ、ホヤ、貝類（20000ウォン）

　　　　　　　ヒラメ、アナゴ、シマダイ（30000ウォン）などを購入。合計73000ウォン。

これだけの海産物をテジョンの市場で買ったら、きっと軽く12・3万ウォンは超えてしまうでしょう。

さっそく今夜の宿に向かいます。

 

南海の青い海が一望できるペンションです。

娘が以前から一度ロフトの部屋があるペンションに泊まってみたいと言っていたので、このペンションを選びました。

テラスにはバーベキューセットとジャグジーもあります。

青い海のそばに建つ白いペンション	テラスにはジャグジー
ロフトからテラスと海が見えます	遊歩道があって海岸に降りられます

 

 

 

	さっそく夕食の準備です。       バーベキュー用に貝やソーセージを   準備していましたが、夕方になり海風   が冷たくテラスでバーベキューを   するのは大変なので、刺身と   貝を入れた激辛鍋を作ることに変更。   大人は焼酎、子供たちはジュースで   乾杯。   新鮮な海の幸に舌鼓を打ちながら   楽しい夕食のひと時を過ごしました。
	ペンションに住み着いている白猫にも   娘が食べ物をおすそ分け。

 

波の音を聞きながら南海の夜は更けていきました。（続く）