K-Popと日本企業3
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前回は、ファヨンの退団問題を取り上げ話が中断しましたが、今回は一回目からの続きを書く事にします。
最初CDとiPod touchに録音した曲を聴いていただけでしたが、そのうちインターネットのYouTube等に、T-araを含めたK-Popの歌手のMV(Music Video)が多数アップされていることを知りました。
韓国は、日本に比べ著作権に関する制限が緩いようで、TVで放映された最新のMovieがそのままuploadされています。しかも、最近ではFull HD(1920x1080)の高画質映像のものまでuploadされております。
これに対し、TV局や所属するプロダクションはクレームを言わないようで、映像が削除されることはほとんどありません。
また、所属プロダクション自身も積極的にPV(Promotion Video)を製作して、インターネットにuploadしています。このPVは、曲のさわりの部分だけのものではなく、本格的に全曲含まれたビデオです。
これでは、CDやDVDを買う人はいないのではと心配になり、調べてみると、やはり韓国でのCDの売り上げは極端に少なく10万枚も売れればベスト3に入るようだ。
日本では、昨年AKB48が発表した5枚のCD全てがミリオンセラーだったそうで、市場規模が違うにしても韓国との違いがあまりに大きい。
このことが両国の歌手の育成戦略の違いに現れているように思います。これについては、後ほどもう少し詳しく書くつもりです。
You TubeでT-araのMVを検索してみるとたくさんのMVがuploadされていました。
早速、パソコンにMVをdownloadして、iTunesに取り込みiPodで聞いているというより見ています。
最近は、iPad2を買ったので、もっぱらiPad2で見ています。映像を見ながらT-araの曲を聴くと、また別の魅力があることが分かりました。
他のK-Popグループも多少曲に合わせてステージ衣装も変えるのかもしれませんが、T-araの場合ほぼ曲専用の衣装で、メローディーと衣装、ダンスが一体となった感じです。
YaYaYaではインディアン風の衣装、ウエイロニでも凝った衣装を着ています。
2枚目のアルバム「Temptastic」。 YaYaYaのインディアン風の衣装がかわいいです。 |
CD裏面のジャケット。 ウエイロニの非常に凝った衣装。 |
昨年ヒットした、Roly Polyは特にダンスと曲が一体となった感じで私の好きな曲の一つです。
この曲は、1977年に大ヒットした映画John Travoltaの「Saturday Night Fever」へのオマージュ曲だそうで、いわゆる、ディスコサウンドです。
道理でメロディーが馴染み易いと思いました。
Roly PolyのPVを見てみると、大人になったT-araのメンバーの一人が高校時代を振り返り、ディスコで踊っているシーンを回想するものです。
日本では、1980年代のバブル華やかなりし頃、全国のあちこちに「マハラジャ」のようなディスコができて若い人たちで溢れ返っていたものですが、韓国でも同じようなディスコブームがあったのでしょうか?
Roly PolyのMVをみると、John Travoltaのダンスシーンで見られる、手を上下に振ったり、足と手を合わせたり、両手を組んでクネクネさせたりするダンスシーンが見られ、「Saturday Night Fever」へのオマージュ曲と言うのがうなずけます。
今年ヒットしたLovey Doveyもこの延長線上にあるディスコサウンドです。
ディスコサウンドは米国でも近年ヒットしているそうで、韓国のポプラー音楽界はいち早くこの傾向を取り入れているようです。
最新のCDは、Day By Dayです。メンバーが一人増えて、計8名となっています。
これはディスコサウンドではなく、バラードです。T-araはディスコサウンドのような明るい曲だけでなく、このバラードのような情感のある曲もなかなか上手です。
Roly Poly 「John Travolta Wanna Be」 ジョントラボルタへのオマージュ |
「Saturday Night Fever」の中でのJohn Travoltaのダンスシーン。 同じようなダンスシーンがRoly PolyのMVでも見られます。 |
Roly Polyに続くディスコサウンドの「Lovey Dovey」 |
最も新しいCD「Dayby Day」です。 新メンバーアルムが加入して計8名と増えました。 これはバラードです。 |